僅か30センチの恋


ーガチャ

萱島「木山さん!どうなさったんですか?」

李人「ピークの時間が過ぎてからで
構いません。少しお時間頂けますか?」

萱島「でしたら、今すぐ主人を...」

李人「いえ。昨日から少し
喉が痛くて...診察して頂けますか?
待合室で待ってますから。
あ、1番最後で結構ですので。」

萱島「分かりました。おかけ下さい。」

李人「はい。」

待合室のイスに座ると
お年寄りから子供まで沢山の人が
萱島さんの診察を待っていた。