李人「待ってください!
俺が行きます!」
部長「お前で大丈夫か?」
李人「はい!萱島医院の
担当は俺ですから。」
部長「分かった。頼んだぞ。」
やっぱり今でも腑に落ちない。
あれほど、金を返せと言っておきながら
返したら返したで疑う大企業のやり方に
不満はある。だけど、踏ん張るしかない。
何よりも、萱島さんは
そんな人間じゃない。
俺は持ってきたカバンを手に持ち
また電車へと乗り込む。
最寄り駅につき通い慣れた道を
歩くと萱島医院が見えてきた。
今日もやっぱりそこは
沢山の人で賑わっていた。
メニュー