「そんなこと言わなくても…
私は浩太のためにいろいろ頑張ったのに…」

「俺、頼んでないし?
まあ、家事やってくれたしその辺はよかったけど?」

なんだそれ、私はお前の家政婦か!とでも言い返したくなる。

私は、もう呆れて彼の家をでることにした。

去り際に
「私、浩太のこと本当に好きだったよ。
でも、浩太はそうじゃなかったんだね?

もう自由になっていいから、ありがとうね。」

と言って自分の鞄を持って彼の部屋を後にした。