「ふざけないでよ！朝比奈君がアイツと付き合う訳ないじゃん！」


「そうよ！バカなこと言わないでよね！？」




半狂乱する女の子達。




「な、ないないない！それはないよね、乙羽ちゃん！？」


「乙羽ちゃんが付き合うはずないよね！？」




動揺を隠せない男の子達。




「ちょ、みんな落ち着いてっ！」




あーっもうっ。


なんでこんなことになってるのっ！




急に変なこと言うからだよ～…！


アタシが瑠衣君と付き合うわけないじゃんっ。




教室内はパニックに陥っていた。




「何とか言いなさいよ柚木乙羽…！」


「乙羽ちゃん！？なにか言ってよ…！」