まだそれ言うっ!?


そんなに下の名前で呼ばれるのが嫌なのかな~…。




アタシを笑う女の子達に対し、


男の子達は瑠衣君へと敵意の目を向ける。




「乙羽ちゃんにあの態度はないだろ。」


「アイツ、調子にのりやがって。」




どうやらアタシへの酷い言い方にご立腹らしい。




まさに教室がカオス状態。




収拾がつかなくなると思った矢先、


黙っていた男の子の発言でこの場の空気が一変する。




「あ、あの…乙羽ちゃんって、朝比奈君と付き合ってるの…?」




「「「はーっ?!?!?!」」」




本人たちよりも早く反応したのはクラスの人達だった。