好きって言わなきゃヤダ。【完】

理仁君たちはいつも表の校門ではなく、


人気のない裏の出口を利用しているらしい。




それは、瑠衣君が注目されるのを嫌がるから。




おかげで今も、アタシと理仁君。


そして瑠衣君の3人しかこの場にいなかった。




瑠衣君は立ち塞がるアタシを前に、


手をポケットに突っ込むとわざとらしくため息をつく。




「…要件があるなら手短に言って。」




心底嫌そうな目がアタシへ向けられる。




…が、


メンタルに自信のあるアタシにとって、そんなの痛くも痒くもない。




アタシは恐れることなく、


キリッと鋭い目つきを瑠衣君へ向ける。