好きって言わなきゃヤダ。【完】

フルボッコKO負けしたアタシは、


何も言うことが出来なかった。




立ち去る瑠衣君をただ茫然と見るだけ。




小さくなる後ろ姿を見送るだけ。





アタシのプライド、自信…その他諸々が、


一瞬にして砕け散った僅か数分の出来事だった。




「瑠衣が酷いこと言って、ごめんね。」




「あ…理仁君…。」




申し訳なさそうな表情を浮かべているかと思うと


理仁君は大きな目でジッとアタシを見つめる。




「ねえ、1つ聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」




…聞きたいこと?