好きって言わなきゃヤダ。【完】

アタシ達の視線が絡まり合い、


ため息を零しながら口を開く。




「…バーカ。いちいちこんなウソつかないから。」




呆れたような表情を浮かべたかと思うと、


次の瞬間、アタシの後頭部をグッと自分へと引き寄せた。




そして気付けば瑠衣君の胸の中にいて


温かく優しい体温に包まれていた。




「俺の心臓の音、聞こえる?」




更にギュッと抱きしめられ、ピタリと身体がくっつく。




それはまるでアタシの心臓のように


ドキドキと力強く脈を打っていた。




「うん…聞こえる。」


「…こういうことだから。あー…ハズイ…なにやってんだ、俺…。」