好きって言わなきゃヤダ。【完】

少し名残惜しそうに、お互いの唇が離れる。




「なっ、なんで…。」




高鳴る胸の音を止めることはもう出来ない。




顔中を真っ赤にさせ真ん丸の目で


瑠衣君を見つめながら大きく呼吸をする。




…どうして、キス…なんて…。


いまの、夢じゃないよね…?




瑠衣君の頬はほんのりと赤く染まっているように見える。




混乱したままのアタシを見て、


瑠衣君は口に手をあてがい小さく笑い声を上げる。




そして優しく口元を綻ばせた。