好きって言わなきゃヤダ。【完】

若干頬を赤らめ立ち去る姿を見送る。




…そういえばアタシ、美少女だったよね。




最近、瑠衣君達といることが増えて、


告白とか話しかけられる回数がすごく減ったんだよね。




…って、そんなのどうでもいいよね。




瑠衣君を前にするとアタシも❝ただの❞女の子なんだから。




アタシはよろりと席から立ちあがると、


お昼ご飯を求めに購買へと向かおうとした。




すると廊下の端で、先生と話している瑠衣君の姿を見つける。




「あっ…瑠衣君…。」