好きって言わなきゃヤダ。【完】

心の中ではそう分かっていても


いざ行動しようとなると足が竦む。




…とりあえず今日は理仁君に瑠衣君の様子を聞いて、


それからどうするか作戦でも立てよう。




うんっ、それがいいね…。




「あれ、乙羽ちゃん今日は1人?それなら、俺らとお昼食べない?」




後ろから声をかけられ、ムクリと身体を起こす。




「あー…ごめん。今日は1人になりたい気分なの。」




苦笑いを浮かべ、申し訳なさそうにする。




「そっかー残念。じゃあ、また今度ね!」