好きって言わなきゃヤダ。【完】

「う~…どうしよう…!」




この前、瑠衣君と喧嘩(?)みたいになってしまい


顔を合わせるのがとてつもなく気まずく感じる。




今までなら、こんなの何とも思わなかったのに…。




瑠衣君のことが好きだと自覚してしまうと、


少しだけ自分の性格に変化が生じる。




❝嫌われたくない❞




そんな思いがアタシを臆病にさせるのだ。




前までのアタシなら多少嫌われようがお構いなしに


グイグイ瑠衣君へアタックしていたと思う。




だけど、いまのアタシはそれの逆。