えっ…!


これって、もしかして、もしかして…。




と、アタシの中で淡い期待が生まれたかと思うと…




「好きじゃないよ、別に。」




次の瞬間に、その淡い期待は泡となってなくなったのだった。




やっぱりか!


やっぱりアタシのこと、まだ好きじゃないんだ…。




…分かってた返事だけど、やっぱりちょっとショックだな…。




ガクッと頭を垂れるアタシを


瑠衣君がどういう目で見ていたのか。




そんなのアタシが気がつくわけもなかった。