好きって言わなきゃヤダ。【完】

「いたたた~…」




「ぶつかってごめんね。起きれる?」




声をかけられ顔を上げると、目の前には1人の男子生徒の姿が。




男の子は心配そうにアタシを見つめ、


尻もちをついたアタシに手を差し伸べてくれていた。




「あっ…。アタシこそごめんねっ。ちゃんと前確認してなかった。」




差し伸ばされた手を握り身体を起こす。




「怪我はない?」


「うんっ、大丈夫。」


「そっか、それならよかった。」




物腰の柔らかい男の子は、ふわりと優しく微笑む。