好きって言わなきゃヤダ。【完】

少し前髪のかかった綺麗な目は


ジッとアタシのことを見下ろしていた。




そんな風に見られたら、アタシ…っ。




瑠衣君から目を逸らすことが出来ない。


ずっとその綺麗な瞳を見ていたい。




アタシだけを、見ててほしい。




そんな欲望が心の奥底から


どんどん溢れだしてしまいそうになる。




そして、




『好きだから』




思わず、零れ落ちそうになってしまう。




伝えたくて、堪らない言葉。