好きって言わなきゃヤダ。【完】

「バカじゃないの!?そんなわけないでしょ!」




瑠衣君が変なこと言うから、汗掻いちゃったじゃんっ。




アタシは呆れた様子をみせる。




…アタシが瑠衣君と居た方が楽しいのは、


瑠衣君のことが好きだからに決まってるじゃん…。




あ~やだやだっ。




からかわれてるだけなはずなのに、


こんな会話でさえ嬉しくてたまらない。




ちょっとだけ顔も熱いし…。




いちいちこんなことで動揺してたら


アタシの心臓、これから先どうなっちゃうの?




「じゃあ、どういうことなわけ?」


「そ、それは…。」




急にくる真面目なトーンに


心臓がドキリと鼓動を打つ。