好きって言わなきゃヤダ。【完】

「あ、もう外真っ暗だね。家まで送るよ。」




そしてアタシ達は一緒にカフェを出ると


イルミネーションで飾られる街を歩いた。




色とりどりの鮮やかなイルミネーションの光が


キラキラと輝きとても綺麗だった。




「う~…やっぱ夜は寒いね。今年もあと、1ヶ月くらいで終わりか~。」




イルミネーションに目を向ける中、


どうしても視界に入ってくるのはカップルの姿。




みんな、楽しそう。




アタシも瑠衣君と歩いてみたいな…なんてね。




らしくないことを考えていると、


突然那央がアタシの手をギュッと握ってきた。