好きって言わなきゃヤダ。【完】

「単刀直入に聞くけど、那央とはどういう関係なの?」


「えっ、だから…那央は中学の時の同級生で…。」




必死に目を逸らすアタシを


怪しいと言わんばかりの顔で見つめる理仁君。




だって元カレだって言いたくないじゃん!


…ちょっと恥ずかしいし…。




「ただの同級生じゃないよね?」


「うっ!」




図星を突かれビクッと肩を揺らす。




「ふふっ、やっぱ乙羽ちゃんって分かりやすいね。僕も瑠衣も、最初から気づいてたけどさ。本当に言いたくないなら、無理強いするつもりはないよ?」




…やっぱりアタシって分かりやすいんだ。




理仁君には日頃お世話になってるし…


昔の話だから別に話してもいっか。




アタシは遊具の柵に背を預け


那央とのことをゆっくりと話し始めた。