好きって言わなきゃヤダ。【完】

とっ、とにかく…


アタシ、なんかちょっとおかしい。




…熱でもあるみたい。




「…いつまで俯いてるの?そんなに怖かったワケ?」




「ちっ、違う!そういう訳じゃないんだけど…。」




煮え切らないアタシの様子に


瑠衣君は「先戻る。」と言い立ち去ろうとした。




「あのさ!さっき…俺のモノって言ったじゃん…。それって、どういう意味…?」




瑠衣君はピタリと足を止め


その後ろ姿をジッと見つめる。