好きって言わなきゃヤダ。【完】

「もう2度と関わらないでもらっていい?喋るのも、見るのも禁止。次、乙羽に近づいたら…本気で怒るよ。相手が先輩でも、容赦しないから。」




る、瑠衣君…?




アタシはただ茫然と瑠衣君の言葉を聞いていた。




自分の心臓の音を全身で感じながら。




「はいはい、分かったよ。…結局お前も乙羽ちゃんに遊ばれてるだけなのに。マジになっちゃって学校1のイケメンが聞いて呆れるね~。」




「…!だからアタシは、遊んでなんて…」




言い返そうとした矢先、


瑠衣君が手で制止させる仕草を見せる。




「瑠衣君…?」