うわっ…まつ毛長っ…。


女の子みたい。…羨ましい。




それに鼻も高いし肌も綺麗…。




何してても絵になるって瑠衣君みたいな人のことを言うんだね。




「あ、あの。乙羽ちゃん。」


「…!へ?あ、どうかした?」




ボーっと瑠衣君を見つめていると


突然数人の男子生徒がアタシの元へやって来た。




びっくりした~…。


って、アタシいつの間に瑠衣君見てたんだろ…。


瑠衣君、気づいてないよね?




「もしよかったら、俺たちにも勉強教えて貰いたくて…。」




男の子達は緊張した面持ちで、頬を赤く染めていた。