「カッコいいから遊ばれてもいい♡なんて、バカなこと言う女の子には人気みたいよ、アレ。」




「は、はぁ…。」




五十鈴の顔は、心底呆れていた。


終いには「くっだらない」なんて、暴言も吐き捨てていた。




五十鈴がそう言う気持ちも分かるけど。




あれ…じゃあもしかして、


五十鈴がアタシを待ってたのって


このことを伝えるため…?




「五十鈴、もしかしてアタシのこと心配してくれてたの?」




「…当たり前でしょ…。❝一応❞幼馴染だから。」




照れくさそうにそっぽを向いた五十鈴に思わず抱き着く。