好きって言わなきゃヤダ。【完】

「えへへ~だって嬉しいんだもんっ。久しぶりの五十鈴だ~。」




「あーもう、分かったから。一旦、離れなさい。」




ヘラヘラと笑うアタシを、冷たい目で見るこの感じ…!




うん、久しぶりの五十鈴だ。




「アタシの家にいたってことは、アタシに何か用だった?」




「部屋入る?」と誘ったが、それはいいとあっさり断られた。




「今日の休み時間のことだけど。乙羽、知ってるの?」




「えっ、休み時間?」