好きって言わなきゃヤダ。【完】

しかし、アタシには瑠衣君に言っておきたい不満がある。




「前から思ってたんだけど、アタシには乙羽ってちゃんと名前があるんだけど?お前とか、アンタって呼ぶのいい加減やめてよね。」




いつまで経ってもアタシのこと


名前で呼んでくれる気配ないから自分で言っちゃったじゃん。




「逆になんで俺がアンタのこと、名前で呼ばなきゃいけないの?」




「あっ、またアタシのこと、アンタって言った!そりゃ、名前で呼ばれた方が嬉しいに決まってるじゃんっ。」




瑠衣君は悪気がない顔してそんなこと言うからずるい。




「ていうか、俺アンタの名前知らないし。」


「えっ。嘘でしょ…!?アタシの名前は柚木乙羽!覚えた?」




ちゃんと聞いてる?