「じゃあ次、指揮者と伴奏者決めます!課題曲と自由曲あるから2人ずつかな。誰かやってくれる人いますか〜?」

さっきまで騒ついてたクラスの中が一気に静かになった。

それもそうか。最後の合唱祭だって気合いが入ってる中で伴奏と指揮者をやるのは荷が重いにきまってる。

「えーとっ。じゃあピアノ弾ける人、、?」

実行委員も先ほどの元気はどこに行ったのか遠慮気味に言う。

私はまた読書の世界へ帰る。