「なんで朝比奈くんが隣にいるのよ」 「ん?だって俺、紅葉のこと送るって宣言したし家の方面一緒だし」 バスの座席の隣に当たり前の様に陽翔が座っている。 私はヘッドホンを鞄から取り出しつける。 幸いにもバスの中にうちの学校の生徒は乗っていない様だった。