蓮司がこの教室に入ってくると、皆から色んな声が漏れる。
「うっわぁ、めっちゃイケメン」
「こんな紳士的なオーラ放ってるやつ俺初めて見た……」
などなど、色んなことを言っている。
まぁ、確かに蓮司は勉強出来るし、スポーツ万能……オマケにあのかっこいい顔立ち…そりゃぁ注目されるよね。
「っと、青山蓮司です。学校二日目からだけどよろしくお願いします」
と言ってぺこりと頭を下げた。するとこの教室中に拍手が巻き起こった。
「自己紹介は終わりましたか?、青山君の席は……あ、あそこが空いてますね、それじゃ、そこに座って下さいね」
橘先生が私の隣の空いている席を指さす、蓮司は先生の言われた通り私の隣に座る。
……これって偶然なのかな?
「ま、よろしくな。優華」
席に座った蓮司が私に話しかける。ってゆうか私達一緒に暮らしてるからよろしくとかそういう問題じゃぁなくない?
……いっか!
「うん、よろしく」
一応返事は返しとく。すると、その会話を聞いてたクラスメイトが
「いいなぁー西園寺さん、青山くんと隣なんて…」
「あぁ〜!その席かわってほし〜」
ナーンて、好き勝手言ってくれる。
こちとら夜まで一緒に居るからね!別に席が隣だなんて全然普通なんだよ!
