「ったく……泣かねぇーのー」



そう言いつつも、抱きしめてくれる蓮司は優しいと思う。



その後、私が落ち着いた後に自分の家に帰った。



でも、その時衝撃的だったのが、蓮司が私の家で暮らす事。


なんでかと言うと、私のお母さんが長い間出張することになってしまったらしい。私のお父さんは、小さい頃に亡くなってるから、だってさ。



はぁ……そういう事はもっと早く行って欲しいよ…



でも、蓮司に会えたのは嬉しかったかな?あ、別に好きって訳じゃないからね?

そうして私は眠りについた。



「蓮司君、"あの事"優華には話した?」


「……それが…まだで………………」


蓮司とお母さんがこんな会話をしているのを知らずに…