君ともっと一緒に居たかった……




「ね、ねぇ青山くん、優華……」


私と蓮司のすごく小さな激闘を見ていた志保が、すごくびっくりした顔で私達に声をかけてきた。


「……は、はぁ、…な、何?どうかした?」


笑いすぎて体力を使いはたし、力なく言った。蓮司はそんな私を見ながら必死に笑いを堪えている。


よし!帰ったら今までにないくらい最悪なお仕置きしてやる。そんな思いを込めて蓮司を力強く睨むと、蓮司はそれを感じ取ったのか身震いをして私を見ながら青ざめた顔をしていた。


あ、そうか。睨みすぎてビビっちゃったのかぁ…なぁーるほどねぇー。


「あ……え、えーっと色んなことをたくさん聞きたいんだけど、まず二人ってどういう関係……?」


へ?志保ってば今更何を……って、まだ言ってなかったんだっけ?志保には私たちの関係。


「「幼馴染だけど?」」


首をかしげながらさも同然のように言った。それにビックリするくらいきれーいにハモったよ…


あ"ぁ'ぁこれが幼馴染のちからか……なんて凄いんだ!凄すぎてもう呆れるわ……