「さっさと結婚しよう。
さっさと結婚して、いつまでも永遠に一緒にいよう」
「だから、二週間後なの…?」
私は笑いながら、上目遣いで凛様に問いかける。
「二週間でも俺にとってはマジで長過ぎなんだけど。
でも、女の人って、色々準備があるんだろ?」
凛様はそう言いながら、本当に切なそうにため息をつく。
そんな凛様に、今度は私の方からキスをした。
廊下の窓から見える月は、今日も満月。
その美しさに、神様はこの世に存在すると私は思った。
あの夜凛様と初めてデートをした時に見た月も、上手くいかなくて辛くて泣きながら見た月も、どの場面もどんな時も、いつも同じ月に見守らていた。
そして、私は凛様を見上げる。
「凛様… 本当に本当にありがとう…
こんな私を迎えに来てくれて」
凛様は目を細めて私を見ている。
そして、また優しいキスをした。
「どこにだって迎えに行くよ。
だって、麻里は俺のものなんだから」



