私はポカンとした顔で凛様を見る。
まだ話の流れさえを掴めていない私は、そのそんな事の意味が分からない。
え、でも、まさか、それは平塚さんの事??
「そんな事って、平塚さんの事?」
凛様は平塚さんという名前を私の口から聞いて、大きく息を吐いた。
どうやら当たっていたらしい。
「いや、俺は、別に絶対にそんな事はないって信じてるんだけど…」
私は黙って凛様の横顔を見る。
「信じてるんだけど… 星矢がさ。
星矢が、俺を脅すんだよ。
凛太朗がちゃんと努力しないと、麻里先生は悠馬さんに取られちゃうからね!って」
私は久しぶりに星矢君の名前を聞いて、懐かしくて涙が溢れ出る。
でも、やっぱり、凛様の話の意味が分からない。
「凛様… ちょっと話を前に戻していい?
迎えに来たって、どういう事なのか意味が分からなくて…
私は凛様ともう二度と接点を持たないようにって、そういう風に過ごしてきた。
凛様の近くに私が居たら、二人ともダメになっちゃうからって…」



