「凛様、早すぎ。
喉に詰まっちゃいますよ」
コーヒーを探している凛様を見て、また笑った。
私がチョコのドーナツを頬張ると、その姿を凛様はコーヒーを飲みながらジッと見ている。
私が二口目を頬張った時、凛様は私からドーナツを取り上げた。
そして、そのドーナツを箱へ戻すと、また、私の顔をジッと見つめる。
「…チョコが付いてるんですけど」
「え? 私?」
「取っていい?」
私の返事も聞かず、凛様は私の右頬をペロッと舐めた。
私はそんな自分や凛様が可笑しくて、また笑顔になる。
「麻里はいつだって甘いんだ…」
そんな事を囁いて、凛様は私に濃厚なキスをする。
まるで、二人でチョコレートを食べてるみたいなとろける様な甘美なキス。
凛様はキスをしながら、シートをリクライニングにした。
「麻里、我慢できないよ…」
キスをしながらそう囁く凛様は、顔を離して私を見た。



