いつかまた。

でも、赤く 赤く染まった彼女が
「りーくん…」
と、消えそうな掠れた声で呼ぶから。

僕は、震える手と足でそばに寄った。

「…ごめんね」

あぁと思った。
これは現実で変わることのない事実だと突きつけられた。


地面に広がる赤も、あざ笑うかのような空の青さも、消えて仕舞えばいいと思った。

彼女の手を握りしめて

「なんで?……」
と何度も聞いた。

頰を温かな何かが伝っていた。