え。

えぇー。

「む、無理だよ。恥ずかしい」

「やってくれないと井崎さんにやってもらおうか?」

え。

莉奈ちゃんに?

「だめ。」

「じゃー、亜都羽やってよ」

うぅー。

やるしかない。よね。

少し近ずいて

梓のシャツちょっと持って

小さく引っ張った。

「ん?」

と優しい声で振り返る梓。

「あのね。すきだよ。」

そんな彼と目を合わせて

微笑む。