優しい君のいじわる

梓から目をはなそうとしたとき。

梓のカッターシャツを

後ろからクイクイと

控えめに引っ張る手が見えた。

気になってじーとみてみる。

きずいた梓が後ろ振り向いて

首をかしげると

頬を赤らめてノートを指さす

女の子。

その女の子が首をかしげると

梓は少しだけ顔が赤くなった気がした。

それで、

その女の子に説明し始めた。

ペンで指して、目をみる梓。