ピピピピ

と目覚まし鳴る目覚まし時計。



またいつもと同じ朝。



朝ごはんを食べたアキ君が元気よく「いってきます!」と言う。

「は〜い」



めんどくさそうに答える私。



「時間があったら友達とお茶でもしてきなよ」


そんな私を見て、アキ君がおこずかいをくれた。



私は、アキ君の顔を見てニコリともせずにお礼を言う。


…私がして欲しいのは、こんなことじゃない。