君の声を聞かせて

なんか…不思議な気持ちだった。初めて会った気がしないっていうか…
むしろまた会って、話したいって…






あっ…





私ってば会ったばかりの先輩になんでこんなこと…でも気になることもたくさんあんだよね…






目を見たのに心の声が聞こえなかったこととか…初めて会ったのに、私の名前を知ってたこととか…





んー…でも今度このハンカチ返しに行かなきゃ





あ、やばっホームルーム始まっちゃう!





不思議な気持ちを抱えたまま私は保健室を後にした。