「あーい!最近ずーっと上の空。
どうしたの?」
「あいのことだし。今日の晩ご飯のことでも考えてるんでしょ」
2人は、私の親友。優衣と瞳
優衣も瞳も中学からの親友
優衣はお母さんみたいで、瞳は少しいじわる。
でも、二人ともとっても優しい!
そして仲良し!
「毎朝の電車にね。すっごいイケメンさんがいるの」
「えー!いいなぁ~。写真撮ってきてよ!
目の保養!」
いつもの、いたずらっ子な目で瞳は私をからかう。
「む、無理だよ。それに、名前も知らない」
「聞けばいいじゃん。南女の百瀬あいです!名前教えて下さいって」
「それ、優衣できるの?
うちら、中学から男に免疫ないのに」
「うん、できない。」
優衣がさらっと返事をした
「まぁ!うちらみたいなのはさ、遠くから見てればいいんだよ!
それで、何かビックチャンスが来るかもしれないじゃん」
瞳が、私の背中を押しながら、明るい声で言う。
「うん、そうだね!イケメンは遠くから見るものだよね」
私がそう言うと、二人があはは!って笑い始めた

