世界で一番をくれる人



「そうだよ」



あたしたちが寝転んでいた場所は、もうすぐ。

「1年ぶりだ」


懐かしい。


「ほんとか?」


「3年になって忙しくなったから、あたしもこの頃こっちには来れてないかったの」



そう、すごく大変だったから。

「なあ、真帆。お前、この1年間なにしてた?」



決して怒ってるふうではなかった。


ただ、まっすぐとあたしの方を向いた彼は。


知りたいと、言っていた。


「いきなりどうしたの」


「いや、知りたいと思って」


「特に、何もなかったよ」


「それでもいい。小さなことでも構わない。でも、真帆が、1度もこっちに来なかったから。その理由がきっとそっちにあったんだろうなって思ったんだ」


あたしもね、最初は逢いに行くんだろうと思ってたんだよ。


でも、違った。



「だから、聞かせて」