「おかえりなさい!いつ帰ってきたの?」
「ただいま。昼くらいかな。真帆のために準備体操として寝てた」
「それ、準備体操っていう?」
クスクス笑いながら、ああこんな感じだったと海斗といた時間を思い出す。
懐かしいね。
「どこ行く?真帆が行きたいとこがあるって言ってたじゃん」
腕を組んだ海斗はあたしに優しく問いかけた。
そう、どうしても行きたいとこがあったの。
「あそこに行きたい。去年の最後のデートのとこ」
「かき氷屋だっけ…どこにあったかな」
あ、意外。
ちゃんと覚えていてくれてるんだ。
「あたし、わかるよ!今日はおつかれ海斗をあたしが癒す日!」
あうために学校に来てくれる時点でちょっと疲れたかもしれないけど、大丈夫。
全部吹き飛ばしてあげられる自信、あるから。
そこだけだし、そんなに移動も大変じゃないと思う。
だから、ちょっとだけあたしの我儘に付き合って?



