「もう、どうしよう…」



明日は学校終わった後すぐデートだ。




あ、まずい。

海斗ダメじゃん、あいつ嫉妬深いんだから。





海斗は結構嫉妬深い。



あたしが告られたとき、告った相手を脅してたし。


次言いよったらどうなるか分かってるだろうな、みたいなことを。


あたしに絶対向けない睨んだ顔で。


恐ろしく。


告った男の子、泣いてた。



そりゃ、怖いよね。



あたしも震えたもん。



「海斗が今日告られたことを知っちゃだめだ」



知ったらなにしでかすかわかったもんじゃない!








1人震えながら、そう決意したのだった。