僕はそう言われたとき

世界が止まったように感じた

〝生き返れる〟その一言を聞いて

「どう……やって…!そっそれに父さんは?母さんは?
無事なの?」

僕が焦って聞くと天神の表情がふと暗くなる

何か気の触ることを言ってしまっただろうか

まさか……

「すまんが……お主の父と母のおかげで今からお主は
生き返れると思っておいた方が良い」

僕は唖然として目を見開く

「ちょっと…待って……それって…それって!!」

「お主の両親は私と契約をした」

(辞めてくれ…それは聞きたくないことだ)

「君を生き返らせれる方法を知った途端に」

(お願いだからそれ以上……)

「転生をも望まずにお主を…君を不死身の神にして
〝この世から消滅した〟」

あぁ………

頬から涙が伝う

その涙が止まることはない

「何で…何でそんな勝手なこと!僕は………
うぁぁぁぁぁあ!!!!」

泣き叫ぶ…声が枯れるまで

天神はそんな僕が泣き止むまで

黙って側にいてくれた