神様の罪

けど………

俺は口が開かなくなった

言葉が出なくなった

言いたいのに何も言えないこのもどかしさ

〝あの時〟と…

「何も言わんと言う事は良いということで良いんだな?」

スミス大統領はそう言い捨て

音々の腕を引っ張る

音々は必死になって俺に言う…が

その言葉は今の俺には何も耳には入って来なかった




















音々が連れてかれてから結構経って

やっと俺は元の自分に戻った

戻った瞬間すぐに感じたのは

〝最低だ〟

俺は最低な行為をした

〝戦争〟という言葉に怯えてしまった

音々の事誰よりも大切だったはずなのに

なのに…なのに………

「どうしてだよ……」

俺は髪を手でクシャッと掴みうずくまる

俺にはもう神社の人達に顔を合わせる事ができない

いや合わせる顔がない

ずっと考えていた

このあとどうしようどうしたら音々は…

そしたら一つしか思い浮かばなかった

俺がアメリカに行って取り戻すしかないと

俺は決心する

行くと……