神様の罪

俺は仕事が終わり

いよいよ音々に告白するところだった

先程覚悟を決めたはずなのに

今になって緊張が高まる

(大丈夫……いつも通りに…いつも通りでいれば良い)

片付けをして音々の仕事場まで足を運ぶ

(落ち着け……そうだ深呼吸だ)

俺はゆっくり息を吸ったり吐いたりしていると

いつの間にか音々の仕事場にもう着いていた

(よっよし!……言うぞ!!)

そっとふすまを開ける

「よっよう…音々仕事お疲れ様………」

俺が話しかけると音々はこちらを振り返り

「麗尾!うん…お疲れ様!麗尾から来るなんて珍しいね」

「えっと……そうかな?……あはは」

苦笑して立ち尽くしている俺に

音々は手招きをして

「ほら!そんな所で立ってないで中に入ってきたら?」

俺は少し動揺すると音々は首を傾げたが

1、2秒ほど経った時俺は部屋の中へと入り

ふすまを閉めて音々の前へと座り

言う覚悟を今度こそ決める

そっと音々の手を両手で掴み

「音々…………」

「!……なに?…」

「………俺と…………結婚して下さい!!」

言った!…

俺は真っ直ぐ音々の目を見る

彼女の瞳は紫色で透き通った目をしていて

その瞳に徐々に涙が溜まっていく

「ねっ………音々……?」

俺が声をかけた時には音々は泣いていた

「うっ……う………麗尾……」

「ごっごめん!泣かせるつもりは……」

音々は首を横に振って

「違うの…嬉しいの……麗尾……」

そう言って音々は笑った

「こちらこそ……よろしくお願いします」

音々のその一言の返事から

俺達は恋人から夫婦へと変わった