ちゃんと、食事しる! ☆ Kingの生きる道☆


「でもなぁ…家に帰ったら食べれるモンだしなぁ…やめるか?」



『好きにすればいいと思うよ?』



食べているうちに気が変わったらしく、やっぱり普段のご飯でいいと言う。



トレーを戻して、じゃあ、この紙、いらないね?ってカバンにしまいかけたら



『それ切り取って、ひっつみ。』


おとーちゃん?


「うん?やっぱり食べるの?」


いらないって〜。


父がトイレ中に、ひっつみ希望を出しました(笑)事後承諾です。



『明日、ひっつみ〜。』


で、寄りきり勝利。今日も全粥の人にひっつみが出るかどうかは別として。



すると父が、ふと、思い出した様に言った。



「これ、おっかぁから聞いてるか?」


抗癌剤治療についての説明書だった。


『んーん、知らない。昨日お話ししたの?何だって?』


こうなんだって。と言って出された紙には、非常に読みづらい文字の箇条書き。


がん化学療法科の医師は…


多分… 加藤先生?


みたいな…(笑)