あの日、酔っぱらった私は………

洋ちゃんの背中で、バレンタインに気づいていたことを喋った。

その後は、前回と同じで……

『帰らないで』『一人にしないで』攻撃をかまし…………

さすがに男の洋ちゃんが、毎回遅くまでいるのはマズイと…………

『告白してくれた』んだって…………。

「それなら私も好きだから、一緒にいて!」と騒ぐ私に根負けして

「今日は一緒にいる。でも………流されてじゃないことは………覚えていて。
好きだから………一緒にいるんだよ。」って………。

「もしも酔っぱらって覚えてなくても…………
彩の誕生日に…………もう一度告白するよ。」

それが、今日。

失恋した!

海晴と付き合ってる!!

一人ぼっちだぁ~!

……………と、一人でぐるぐるしたのに…………

お粗末なオチ。

もう、唯ちゃんのこと…………笑えない。

…………でも……これが恋なのかなぁ?

恥ずかしくてバカやって………落ち込んで喜んで………泣いて。

今なら言える!

先生には、憧れだった。

私は洋ちゃんに、恋してる!