大学2年 春

「んっ.....はっ...ん」

部屋に響く吐息

「好き...?」

「ん...あっ...んすき...」

そこに感情なんて無いのに

「詩織...」
「煇...」

今日も体を重ねて

傷を舐めあって

私達の関係が完成する。

体を重ね合わなければ

傷を舐めあわなければ

私達が会う理由なんて無いのだから。