ずっと1番でいてください

教室に入って陽奈と先にお弁当を食べ始めた。

「陽奈、午後から試合あるん?」
「ないよー」
「じゃあ3人で行く?」
「うん!」

話してたらすぐにこころが戻ってきて、午後から3人で行動することを決めた。

昼休憩は、先生たちも来ないからすごく自由な時間。

うちの学校は敷地内での携帯の使用は原則禁止。

だけど、今日の昼休憩はみんな浮かれてるから、ほぼ全員が携帯を使う。ストーブがついて暖められた教室は、窓もドアも閉め切ってあるから、もしも先生が来てもバレる心配はほとんどない。

だから、みんなで写真を撮ったり、ミクチャ(МixChannel)で動画を撮ったりした。

しばらくして、体育館に移動することにした。

「こころー、まだー?」
「ちょっと待ってー!」

ジャージがなくなったこころを置き去りにして先に陽奈と廊下に出た。

「そういえば、陽奈とはるは付き合ってるの?」

こころと陽奈は中学の頃から知り合いだったから、何か知ってるかもと思って陽奈に聞いてみた。

「知らんよ!そんな話は聞いてない」

ということはきっと、付き合う前のあの楽しい時期。いいなあー。私にもそんな幸せないかなあ。

なんて思ってたら、こころがジャージを見つけて出てきた。

「ごめん!お待たせ」
「じゃあ、行こっか」
「「うん!」」