第6章 暴君降臨 前編    カズマ



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国を上げての盛大な葬儀。

そしてリバル国王 即位の儀。


急を上げての準備の忙しさがかえって良かったかもしれない。


ラバル様を失った悲しみと絶望に打ちひしがれる間もなく時は過ぎていった。



ここ数日ろくに眠れていない疲れがさすがに体に現れてきたが、

ようやく王宮中が眠りについた夜遅く、
リバル様に呼ばれた。


ヴィックスと共にリバル様のお部屋となった新王室へと向かう。