リバル様は幼き頃から、 いつも白衣を身に纏っていた。 そしてリバル様の部屋には、 この国随一の高性能顕微鏡が置いてある。 ラバル様とは対照的に何の取り柄もないリバル様へ、 ヨバル国王様が5歳の誕生日の時にプレゼントした物のようだ。 ・・・とは言ってもリバル様が何か才を発揮することは無く、 部屋に閉じこもってはただ顕微鏡を覗いて学者ごっこをするのがリバル様と私だけの秘密の遊びだった。